受験生の腹痛に漢方薬が著効
受験シーズンを迎えております。
ある親御さんより20代の息子さんの症状について相談を受けました。普段からお腹が弱く、これまで入試や就職試験など大事な場面になると緊張から腹痛と下痢に悩まされ、時間があれば一時間でもトイレにこもっていると言います。早速漢方薬をお飲み頂き徐々に症状から解放され、トイレの時間も短縮されました。この方には薬方を複数組み合わせてお飲み頂きましたが、特に甘草と芍薬の二味が筋の緊張を和らげ、また甘草は桂枝とも組んで気の上衝を鎮めます。
中医学では五臓の一つ肝に溜まったストレスが脾を破る、つまり胃腸のリズムを乱す相克関係にあります。現代医学でも腸内にあるセロトニンがストレスにより過剰分泌されて蠕動運動を乱すことが解明されています。下痢は軟便なのか水便なのか、渋り腹や腹痛の有無など体質に合った漢方薬がお勧めです。
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受験生に多い、過敏性腸症候群について
入学試験や就職試験など緊張の強いられる状況が続くと大腸の異常運動により、下痢や便秘、あるいは下痢と便秘の繰り返し、ガスや腹部の張りなどに悩まされるのが過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)です。Irritableとあるようにお腹が緊張しやすいがために様々な症状に悩まされます。
過敏性腸症候群の原因
精神的なストレスによりノルアドレナリンが活発に分泌されます。またそれを緩和するようにセロトニンが腸管より分泌されるのですが、分泌過剰になれば腸管は痙攣を起こし腹痛、下痢となります。
過敏性腸症候群に漢方薬
当店は学生から社会人に至るまで過敏性腸症候群の症例が多くあります。漢方薬は改善に有効ですので是非お勧め致します。お困りの方はご相談ください。
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