消化器疾患

腹部膨満感

便を出してもスッキリしないお腹の張りに漢方薬

胃や腸などの消化器官はストレスの影響を受けやすく、病気ではないものの不調や不快感を覚えることは珍しくありません。「食べ過ぎてもいないのに、お腹が張ってつらい」「腹部膨満感が続き、食欲がない」という症状に悩んでいる人もいるでしょう。市販の胃腸薬を服用しても症状がなかなか改善しないケースもあります。

腹部膨満感が続き、市販の胃腸薬を飲んでもなかなか改善しない場合は、ぜひ、東京都西東京市にある十字屋平蔵薬局にご相談ください。漢方薬は病気未満の体の不調、いわゆる「未病」の改善に効果が期待できます。

当店は、西武池袋線ひばりが丘駅北口から徒歩1分のところに位置しており、東久留米市・新座市・練馬区からのアクセスも良好です。また、東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・栃木県・茨城県・群馬県にお住まいの方ならば、来店前にメールでのご相談をすることもできます。漢方薬を利用するのが初めての方も、お気軽にご来店ください。

十字屋平蔵薬局では、漢方薬による腹部膨満感のお悩みをサポートします !

食欲があるのは健康な証拠で、食べ過ぎればだれでも満腹になります。しかし少ししか食べてないのにお腹が張ったり、脇腹に違和感を感じたり、いつまてでも膨満感が続き空腹感を感じないとすれば健康な状態とは言えません。腹部膨満感(お腹の張り)を訴える多くののケースに於いて検査結果は異常なし。しかし何かしらの原因で胃腸の運動機能が低下(機能性胃腸症)していると考えられます。

腹部膨満感の原因と漢方薬の考え方

漢方では気滞症状と言います。緊張が続いたり、憂鬱な状況が続くと、胃腸の運動機能を停滞させ、お腹が張るだけでなく頻繁にガスが出たり、ゲップが出たりします。逆に楽しい時やリラックスしてる時は症状が減ります。柴胡剤や行気薬などの服用と同時に余暇で気分を発散させることをお勧めします。

お腹が冷え、お腹にホッカイロなどを当てると具合が良く気持ちが良いという方がいます。中医学でいう「脾胃虚寒証」です。人参湯に代表されるように人参、乾姜など胃腸を温める漢方が適応されます。また半身浴やホットヨガなども取り入れるとより良いでしょう。

食事量が多かったり、夕飯が遅いなど不摂生が続くと胃腸が疲れてきます。
また食欲と胃腸の疲れ具合は必ずしも一致しません。思いに任せて食べすぎが続くと症状が出てきます。また腸内環境の悪化が腸管内のガスの貯留をもたらします。
舌の肉質や苔の様子などから胃腸の働きを助ける漢方薬をお勧めいたします。

腹部膨満感

もともと便秘症であったり、腸内環境の悪化あるいはストレスなど持続的な緊張状態により、つまり自律神経のアンバランス(交感神経の緊張)によって便の正常な排出が妨げられるケースがあります。まずは便通をつけることが必要です。また便通を妨げている婦人科系疾患や大腸がんなど内臓疾患もあり得ます。今までと便通に違いを感じる場合はまずは病院での検査をお勧めいたします。

体質的に胃腸機能が低下している方は蠕動運動が十分でないために吐き気がしたり、食欲がなかったり、食べても胃腸が張ってもたれたりします。また瀑状胃など胃の形態異常で蠕動運動が円滑に進まないために膨満感となるケースもあります。人参剤などの適応です。またウォーキングや腹筋を意識した体操などもお勧めです。

腹部膨満感の漢方薬改善例(症例)

(東興通信 40915号 )
ある20代の女性が来店され、お腹が張って仕方がないと言います。それも決まって、左下腹部辺りで、ゴロゴロと鳴り不快だといいます。こういった症状の訴えは意外と多く、なかにはガンではないかと来店される方も。左下腹部は大腸の湾曲部で、ガスの溜まりやすい場所なのです。

さて、この方にお飲みいただいた漢方は桂枝湯に芍薬を増量したもので、芍薬の鎮痛、鎮痙作用を利用したものです。古典の傷寒論では、腹部が膨満し、ときどき腹痛を訴えるものに用いるとあります。下剤は入っていませんが、腸の運動を整える働きがあり、下痢を止めるばかりか、便秘をも快通する薬方です。その後、この女性は調子もよく、喜んでおられました。東洋医学で、「身土不二(しんどふじ)」という言葉があり、身体と土地は別々ではないという意味です。

今は、店先に行けばいつでも食があふれていますが、自分が生活している土地で収穫された旬のものが身体によく、最も理想的だと考えます。お困りの方は、ぜひ漢方薬局にご相談ください。

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