漢方コラム「通信」

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繰り返している中耳炎に漢方薬をお勧めします

暖差のあるこの時期になると鼻や喉、耳の炎症で漢方薬をお求めになる方が増えてきます。

今年の二月にあるお子さんから中耳炎についてご相談を受けました。生後3か月から中耳炎を度々発症しており、右耳の痛み、発熱、鼻水などの症状でした。耳鼻科の先生からはこのまま続くようなら鼓膜の切開をしましょうと言われ、他にも治す手立てはないかとご相談にみえました。

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早速漢方薬をお飲み頂き、暫くご様子がわからないでおりましたが、今月お会いした時にはあれから熱も下がり、繰り返していた中耳炎はその時以来起こしていないとおっしゃっていました。漢方薬は桔梗、柴胡、石膏、黄ごんなどを含み内耳の炎症を鎮める内容でした。また抵抗力がなく中耳炎になりやすい体質には人参や黄耆(オウギ)などの補気剤をお飲み頂くことにより治す力を高め、再発を予防することも可能です。慢性的な中耳炎で漢方薬を服用するケースが多くあります。お悩みの方にはご相談ください。

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中耳炎とは

文字通り中耳炎とは中耳(鼓膜の内側)に炎症が起きた状態です。急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎があります。耳の痛みや閉塞感、難聴、発熱、耳垂れなどの症状に悩まされます。

どうして中耳炎になるのか

中耳炎に漢方薬

切開を嫌がるお子様など漢方薬を治療に取り入れるケースが多くあります。最終的にはからだが治すわけですが、漢方薬は原因菌を抑え、回復を手助けしてくれる面もあります。中耳炎でお悩みの方には症状と体質に合った漢方薬をお勧めいたします。

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