平蔵の寺子屋通信

前立腺がんと漢方薬| 免疫力を高めて癌(治療)に負けないからだづくり

前立腺がんとは・・・

一般的に癌細胞は0.01mmから発生し10年以上経過して1cm程になります。癌の種類には進行の早い癌と比較的遅いものとがあります。前立腺がんは乳がんや胃がんと共に比較的進行の遅いがんと言われています。以下に記します前立腺がんの特徴を押さえて、治療や予防に当りましょう。

そもそも前立腺は何のため?

前立腺は男性にあるクルミ大の生殖器です。男性ホルモンに支配されており、以下に示すように前立腺液の分泌、排尿や射精をコントロールしています。

前立腺がんになりやすいタイプがある

前立腺がんの原因がはっきりしているわけではありませんが、年齢や遺伝的な要因、食生活が大きな影響を与えていると考えられています。

前立腺がんとPSA(腫瘍マーカー)

自治体の定期検査の必須項目になっているPSA(prostate specific antigen)は前立腺から分泌される酵素(糖タンパク)で通常は精液中に分泌されていますが、前立腺がんの状態になると血液中にも分泌されるようになり、PSA値が高いほど前立腺がんのリスクも高まります。他にも前立腺炎、前立腺肥大などでも高値を示します。PSA基準値4.0ng/ml

前立腺がんの診断

まずPSA検査、直腸診、超音波などの検査をして前立腺がんの疑いがある場合は前立腺生検を行い医師により確定診断がなされます。具体的には直腸内腔から前立腺に10か所程、針を刺して前立腺の細胞を採取します。直腸には痛みを感じる神経がない為に針をさしてもそれほど痛くはないようです。

手術療法と放射線療法

最近では定期健診でもPSA検査が普及し前立腺がんの早期発見が可能となり発見率も飛躍的に高まりました。またそれが同時に前立腺がんの患者数増加につながっているとも言えます。前立腺がんが転移していない場合は以下の手術療法と放射線療法があります。

尿失禁や血便など治療後のトラフブルに漢方薬

漢方薬は術前術後など色々な状況でお飲み頂けます。例えば手術で前立腺の全摘除術に起こりやすい尿失禁の回復のために、あるいは放射線療法による直腸からの出血、リンパ節を切除したことによる下肢のリンパ浮腫などです。また緩和ケアに漢方薬を取り入れるケースもあります。生活のQOL改善にも漢方薬をお勧めいたします。

漢方薬と養生について

今やがん患者は2人、3人に1人とも言われる時代です。広く認識されているとは言え当事者にとってはかなりのストレスです。予後が良くても再発の心配はぬぐえません。日常での養生が欠かせません。またその場合に当店よりお勧めしている漢方薬、漢方系健康食品も種々ございます。お悩みの方はお気軽にご相談ください。

前立腺がんQ&A

十字屋平蔵薬局へのご相談窓口はこちら