実践の漢方

ご来店のお客様の多くは先に現代医学の治療を受けておられます。病院での治療により快方に向かえば良いのですが必ずしもそうではありません。その場合漢方薬のように別の角度から打開策を考える必要があります。

しかし一言に漢方薬と言ってもいろいろな考え方、捉え方があります。主に日本漢方の古方派、後世派、折衷派(考証学派)そして中医学です。中でも中医学は独自の生理観、病理観、診断、治療概念、養生など体系化された医学です。現代医学とは違う考え方ですが、中医学を学ぶことにより、身体の全体像をもつかむことになります。十字屋平蔵薬局の漢方薬は古方派に立脚していますが、必ずしも古方だけにとらわれず中医学や現代医学の知識も取り入れて対処しております。病状が改善されることがすべてですので、どの立場であるかは特にこだわりはありません。

『平蔵の寺子屋通信』ではこれらの伝統的な漢方から最新の医療ニュースに至るので、漢方的視点に立って、幅広い話題を提供してまいります。少しでも皆様の健康にお役立ていただければと思います。

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