漢方コラム「通信」

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嗅覚障害の男性

こう寒いと春が待ち遠しいですね。

ある30代の男性から臭いがほとんど感じられないとの相談を受けました。蓄膿症による鼻閉感、そしてストレスも強く味覚にも影響していたようですが、一向に改善の兆しもないまま三年が過ぎておりました。何とか嗅覚を取り戻して欲しいとの一心で体質に合った漢方薬を煎じ薬で調合いたしました。するとどうでしょう。「臭いの感じる時間が少しずつ長くなってきました」と電話を頂きました。滅入りがちな気持ちも前向きになり仕事も再開できたそうです。漢方薬は蓄膿症を考え枳実(きじつ)白止(びゃくし)などといった生薬を配合。また気鬱を改善するものもお飲みいただきました。

臭いを感じる仕組みは臭いの分子が鼻の嗅粘膜に付着し、その刺激がセンサーである嗅神経を通じて大脳中枢に送られ臭いを感じます。いくらかでも臭いを感じるならば回復の余地はあるものと考えます。お早めにご相談ください。

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