漢方コラム「通信」

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不正出血が続いていた中学生

若葉の鮮やかな季節となりました。
ある中学生の生理についての相談を受けました。初潮以来2年間出血が続き、ホルモン剤の服用が欠かせないばかりか、極度の貧血とも診断されました。ホルモン剤を止めるといつまでも出血が続くと云うので、早速漢方薬(人参湯、きゅう帰膠艾湯)をお飲み頂きました。

お飲み頂いて二ヶ月はあまり変化がなかったのですが、その後出血が漸く減り、お母様共々ホッとされました。不正出血は生理でもないのに出血することを云いますが、思春期には子宮や卵巣の働きが未発達なために起こることがあります。またそうでなくてもストレスや何やらで出血することもあります。この方の場合始め阿膠(あきょう)、艾葉(がいよう)といった止血に働く生薬を中心に調合しておりましたが、後にストレス面に対処して帰脾湯(きひとう)の加味方を組み入れ、改善に向かいました。

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