漢方コラム「通信」

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辛い気管支喘息

うっとうしい梅雨の季節となりました。
ある40代の方が喘息の症状で来店されました。何年も仕事で忙しい毎日で、健康がなおざりになっておりましたが、仕事の量も減らし、漢方で喘息を治したいというお気持ちで来店されました。

そこで、この方にお飲み頂いたのが柴朴湯(さいぼくとう)でした。この処方は、小柴胡湯(しょうさいことう)と半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の合方ですが、比較的体格のしっかりした陽証で、気分のふさがったタイプの方に用います。翌月来店するなり「この漢方はいいみたいよ。」とご本人が漢方が体質に合っていることを実感されておりました。

喘息に限らず呼吸器の症状の場合、咳(せき)が湿っているのか乾いているのか、痰(たん)は水っぽいのか色が濃いのか、いつ苦しいかなどの情報と医療気功を組み合わせ、症状を確認し、処方を導き出します。漢方は症状を改善するだけでなく、根気よく続けることにより、体質改善にもつながります。お悩みの方はご相談下さい。

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