漢方コラム「通信」

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ストレスによる諸症状も漢方で快方へ

入学シーズンとなりました。

小学1年生の真新しいランドセル姿を見ていると、なんとも初々しく感じるものです。子どもにとって学校生活はすべてが初体験、戸惑いもあることでしょう。時に、こういった心の状態が下痢や便秘というように、おなかに大きく影響することがあります。漢方ではこれを「心身一如(いちじょ)」といって、心と体を表裏一体ととらえます。
 

練馬区在住の小学生。過度のストレスから便秘になってしまい、ジンマシンにも苦しんでいました。早速漢方薬を飲んでもらいましたが、便秘も解消し、ジンマシンも楽になったと喜んでいました。
この薬方は桂枝湯という処方に芍薬と膠飴(こうい)というアメを加えたもので、甘く飲みやすくなっています。この膠飴や芍薬などが腸の緊張を緩め、便秘を改善します。また、下痢も止めますので、下痢と便秘を繰り返すという人には、大変重宝な方剤です。タイプとしては虚弱者向きで、他に冷え性、鼻血、頻尿、神経過敏などの症状を伴うことが多く夜尿症の人にも応用され、体質改善として長期に安心してお飲みいただけます。
 

ストレスにさらされているのは、大人も同じです。このストレスに何らかの誘因が加わり、腸が過敏に動いてしまうケースを過敏性腸症候群と呼びますが、ここ数年、目立って増加しているように思います。ぜひ一度、ご相談ください。症状と体質に合った漢方薬で改善をめざしましょう。

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