漢方コラム「通信」

キーワード: 

耳鳴りと肩こり

若葉の美しい季節です。

今年90歳になる女性の症例です。耳鳴り、肩凝り、頭重感、めまいなど主に首から上の症状に悩み苦しんでおりました。中でも耳鳴りの症状に悩む方が多くおられますが肩こりがある場合この肩こりを取らないと改善しないことがしばしばです。原因として自律神経やストレス、年齢などの体調不良が原因していることもあり一筋縄ではいきません。この女性の場合は服用後耳鳴りの鳴らない時間が長くなったり、感じない日もあると言って下さいました。勿論肩こりや胃腸の調子、寝付きも良いご様子で暫くご継続頂いております。

時に漢方薬も薬だから長く飲まない方が良いと考える方もおられます。風邪などの急性の症状は別として私はそのように思いません。体質に合わせた漢方薬は長く飲むことができるのです。韓国の国旗にある陰陽マークをご存知でしょうか。陰と陽が半分ずつお互いに調和を保っている太極の状態です。つまり体質的に偏りなくバランスを取ろうするのが漢方薬の治療なのです。健康維持を考えるなら体質に合った漢方をお勧めいたします。

無料相談はこちら