漢方コラム「通信」

キーワード: 

気象病には昔から用いられていた漢方薬

大きな台風が続いております。ある50代の男性から耳の閉塞感で相談に見えられました。症状は三年程前の転職を期に強く感じるようになり、いつも飛行機の離着陸の時のようだと言います。耳鼻科ではホルモン値が低下していて自律神経失調症の可能性もあると指摘されたそうです。医師からは西洋薬だけでなく、漢方薬も処方されて服用するもあまり変化がないと言います。

早速漢方薬を症状と体質に合わせてお飲み頂きましたところ、徐々に症状が和らぎ旅行を計画するなど気持ちも前向きになったようです。漢方薬には茯苓、桂皮、辛夷、柴胡などを含む複数の処方を組み合わせてお飲み頂きました。処方全体として気血の流れを改善しバランスをとる働きがあります。これを現代医学的に言えば自律神経とホルモンのバランスを整えることとも言えるかもしれません。脳内の視床下部はホルモンを分泌するだけでなく、自律神経をコントロールする働きがあり両者は相互に影響し合っています。

この季節気圧の変動で自律神経の働きが乱れているとお考えの方、耳だけでなく何となくスッキリしないと言う方には漢方薬がお勧めです。

無料相談はこちら