漢方コラム「通信」

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心とからだの健康に漢方薬を

一年で最も過ごしやい季節です。市内にお住まいの女性から頭痛や疲労感そして精神的不安に陥っているとのご相談をお受けしました。他にも神経痛や吐気、皮膚の痒みなど様々あり、ご自身でも話しが上手くまとまらないようでした。複数の症状を抱えてお悩みの方は少なからずおられますが、問題解決には症状の経緯などしっかりと時間を取って、お伺いすることが大切だと感じています。この方の場合は頭痛や倦怠感が一番つらいと言うことでしたので体質なども考え合わせて漢方薬をお飲み頂きました。

一か月後には圧迫されるような重い頭痛がなくなり身体も気持ちも楽になったご様子でした。後に蕁麻疹の痒みなども取れて店頭で笑みが漏れるようになり、以来精神的な症状を口にすることはなくなりました。複数の薬方には当帰、白朮、麻黄、桂皮、芍薬などの生薬を含み補気、補血として作用します。精神的な重圧や睡眠不足などで心身の疲労が溜まると訳もなく涙ぐんだり、感情のコントロールが効かなくなるものです。

東洋医学で「心身一如」という考えがあります。これは心と身体が相互に依存しており、ストレスが持続すると肉体を病みまたその逆もあり得るということです。お悩みの方はご相談ください。

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