漢方コラム「通信」

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動悸、息切れまた脈が飛ぶ結滞(けったい)の症状に漢方薬

春を過ぎてもなお全国的に厳しい寒さが続いております。練馬区にお住まいの60代の女性から動悸、息切れを始めふわふわとしためまいや肩こり、疲労感など様々な相談をお受けいたしました。店頭にてご様子を詳しく伺うと、以前狭心症を患い二度入院した経験があり、階段を昇るのも休み休みだと言います。

早速漢方薬をお飲み頂き一か月後には心臓の重苦しさが軽減し、呼吸も楽になったと言います。また幸いにもお通じも良くなり、何となく足取りも軽やかになったようです。複数の薬方には気血を補う人参、芍薬を含み、炙った甘草はより補う働きを高めます。さらに地黄や麻子仁(ましにん)、麦門冬(ばくもんどう)はからだを潤し、まるで飲む点滴のようです。西洋薬のように直接の強心作用は期待できませんが、この方にお飲み頂いた漢方には間接的にその働きがあるのだと考えます。心肺機能にも陽証と陰証がありますので症状だけでなく、体質に合わせて薬方を組み合わせることにより、動悸、息切れまた脈が飛ぶ結滞(けったい)や疲労などにもお飲み頂けます。お悩みの方は漢方薬専門の薬局に是非一度ご相談ください。

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