漢方コラム「通信」

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非結核性抗酸菌症に漢方薬という選択肢

日照不足で農作物への影響が心配です。ある70代の女性から肺と口腔内の症状について相談を受けました。肺は非結核性抗酸菌症(肺MAC症)と診断され、咳や痰の症状が辛いと言います。当然ながら西洋薬を服用しておりましたが、体調を崩してしまい「当店で何とかならないか」と言うことでした。

早速漢方薬をお飲み頂きしばらくして咳や痰は治まり、その後感じていた舌の痛みや違和感も徐々に治まり軽減しているご様子です。肺MAC症は専門医の受診が欠かせませんが、その後レントゲンで確認しても小康状態にあるようです。薬方には柴胡、黄今、半夏、人参など含み上焦の炎症を鎮め、胃腸の働きを助ける内容です。漢方薬は生薬の組み合わせにより、どの部位に作用するのか方意、つまり作用の方向性のようなものがあります。またご本人の体質に合った漢方薬であれは体調を崩すことなく、患部にしっかりとしかも穏やかに働きます。

肺MAC症だけでなく、慢性的な呼吸器の症状にも漢方薬をお勧めいたします。8/23、8/24は夏季の臨時休業となります。

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