漢方コラム「通信」

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掌蹠膿疱症と慢性鼻炎に一挙両得

朝晩と冷え込み美しい紅葉の季節です。

る50代の女性から掌蹠膿疱症と言う皮膚疾患の相談を受けました。5年程前から症状に苦しみ特に足裏の皮膚がポロポロと剥離しとても辛そうです。さらには幼少期より鼻づまりの症状にも悩まされていました。鼻炎や色白で虚弱な体質であることも考慮し、早速漢方薬をお飲み頂きました。症状はその後月を追う毎に改善、先日お話しした際にはすこぶる快調とのことばを頂きました。薬方には黄連や黄柏、当帰、葛根、麻黄、辛夷(しんい)などを含み皮膚や粘膜の炎症を鎮め、修復を助けます。東洋医学の五行説では皮膚は鼻を含めた呼吸器と関連付けられます。

すべての皮膚症状に当てはめることはできませんが、実際この方の様に鼻の改善とともに、皮膚炎も改善していることを思うと現代でも通用する温故知新と言えます。皮膚病でお悩みの方には体質に合った漢方薬をお勧めいたします。ご相談ください。

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