漢方コラム「通信」

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口の苦味が改善した70代の女性

秋雨前線が活発になっております。ある70代の女性から口腔内の症状について相談を受けました。舌には比較的多く苔が付着しており、口が苦く不快だと言います。早速漢方薬をお飲み頂き翌月には口の苦みが消失し、体調もすこぶる良いご様子です。

飲み頂いた漢方には柴胡や黄今(草冠)、黄連など胃の熱を取り去り、胃腸の働きを助ける人参を含みます。薬方から判断すると口の苦みは消化器系のオーバーヒート状態つまり疲れがあったのではと推測できます。ご来店のお客様の中にはベロの苔を気にされる方がおられます。胃腸の状態を中心にある程度のバロメーターになると考えます。東洋医学では舌の乾燥度、浮腫み具合、苔の厚さや色など系統立てて判断します。ただしこの方の様に消化器に熱を持っていても、冷え症の方も多くおられます。舌ですべての体質を判断することはできません。お悩みの方はご相談ください。

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