漢方コラム「通信」

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胃腸の不調と肩、背中の凝り、後頭部の痛み

何をするにも気持ちの良い季節です。

ある70代の女性からのご相談です。普段から食欲が乏しく特に夏場は体力も減退するご様子です。早速漢方薬をお飲み頂き食欲が増して、足取りもしっかりとしてきました。また特筆すべきは胃腸の回復に伴い、肩や背中の凝り、後頭部の痛みが消えたということです。漢方薬は人参、黄耆、陳皮、白朮など消化管の働きを助ける補気剤です。生薬から判断すれば肩凝りの原因は胃腸の不具合であったと推察できます。

胃腸と肩凝りとは無関係のように思われるかもしれませんが、各器官が有機的につながりを持つ小宇宙と捉える東洋理論からすれば極自然なことです。勿論肩や首の負担になる姿勢や長時間の作業が原因になりえますが、自律神経系の不調や内臓の疲れなどが元凶の場合は患部だけを見ていても改善しない可能性があります。お悩みの方はご相談ください。

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