漢方コラム「通信」

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目の周りの皮膚炎は体質に合った漢方薬で治しましょう !!

葉が目に眩しい季節となりました。

ある20代の女性から目の周りの湿疹で相談を受けました。症状は10年ほど前から始まり生理前や仕事が忙しくなるに伴って悪化すると言います。また近頃食事が不規則で胃痛、食欲減退などもあり身体が悲鳴をあげているようです。さっそく漢方薬をお飲み頂きすぐに体調の変化を感じたようで目のまわりの炎症は治まり、食欲が戻ってきたようです。漢方薬には山梔子(さんしし)、黄柏、柴胡、黄ごん、人参などの生薬を含み、肝臓や胃腸の熱を鎮め働きを助けます。

薬方から判断するとこの方の場合は長年の無理が祟って肝臓や胃に負担がかかり、結果として皮膚症状として現れたのかもしれません。中医学では「肝は血を蔵し目に開竅(かいきょう)する」と言われ、東洋医学でいう肝と目の関係を説いています。科学的な根拠には乏しいですが、しばしばこの関係性が疑われる症例に遭遇いたします。患部だけでなく体調や体質に合った漢方薬で改善させましょう。

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