漢方コラム「通信」

キーワード: 

潰瘍性大腸炎による下血と腹痛

穫の秋を迎えております。西東京市にお住まいの男性から下血、腹痛の症状で相談を受けました。病院では潰瘍性大腸炎との診断を受けすでに治療薬を服用しておりましたが、体調がすぐれずご来店頂きました。

ご様子を伺った後漢方薬をお飲み頂き翌月には下血が治まり、腹痛も和らいだようです。月を追うごとに体調は安定しており頭痛にも悩まされなくなったようです。漢方薬は処方を組合せお飲み頂いておりますが、柴胡、芍薬、黄ごん、半夏など炎症を鎮め、お腹と気持ちを楽にします。潰瘍性大腸炎は、何らかの原因により大腸の粘膜に炎症が起こり、潰瘍ができる病気です。その原因ははっきりしておりませんが免疫の歪みが原因だと言われています。漢方薬の考え方の一つに陰陽論があ ります。自然界に於いて昼と夜、天と地のように相対する二つがバランスを取っているように漢方薬が体内のあらゆるバランスを取り戻し病状を回復させるという理論です。

お悩みの方はご相談ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

feaf2

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)は炎症性腸疾患((Inflammatory Bowel Disease:IBD)のひとつです。下血、粘液便、下痢、腹痛などが主な症状です。他にクローン病(Crohn's disease:CD)がある。クローン病は大腸だけでなく小腸にまで疾患が及ぶことがあるが、潰瘍性大腸炎は大腸に限定されて粘膜にびらんや潰瘍を生じます。*追記 過敏性腸症候群(IBS)は大腸に潰瘍はみられません。

西洋薬的治療

ペンタサ、サラゾピリンが主ですが、程度によってはステロイドを経口、注入することもあります。

潰瘍性大腸炎に漢方薬

患部は虚証であることが多いと思われますが、からだ全体の虚実、寒熱なども考慮して漢方薬をお飲み頂きます。上記コラムのようにすべてがよくなるわけではありませんが、ステロイド剤などの減量、離脱が可能です。お悩みの方はご相談ください。

無料相談はこちら