漢方コラム「通信」

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汗が止まらない、汗が出ない

紫陽花の映える季節です。ある30代の看護師さんから多汗症の相談を受けました。中学生の頃から毎年夏になると手のひら、足の裏などからの異常な発汗に悩まされ、さらに緊張時には手先が冷えてしまうと言います。

早速漢方薬をお飲み頂き、暑い夏を快適に過ごせたようです。漢方薬には柴胡、芍薬、枳実(きじつ)などが配合されており、これらの薬徴が気の巡りを整え過剰な緊張を和らげてくれます。元来ストレスを受けると息苦しくなったり動悸を起こしやすい体質が関与していたのかもしれません。このような多汗症の原因には自律神経以外にホルモンのアンバランス、食生活などに起因する場合があり、それぞれに対応する必要があります。またそれとは反対にある60代の女性からは暑くなっても一向に汗が出ないというご相談を受けました。幸いにも漢方薬で適度な発汗を実感できたようになりましたが、汗には熱を体外に放出して体温調整をしてくれる働きがあります。

汗でお悩みの方は漢方専門薬局にご相談ください。

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