漢方コラム「通信」

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慢性的な膀胱炎に漢方薬

リストの誕生を記念する日が近づいてきました。ある70代の女性から膀胱炎の相談を受けました。症状の始まりは今から二年ほど前だと言います。尿意を感じてトイレに行くたびに尿道に痛みを感じ、排尿後もチクチクと針で刺すような痛みが残ると言います。最初は泌尿器科の検査で細菌があったようですが、最近の検査では検出されないそうです。早速漢方薬をお飲み頂き痛みが和らぎ随分と楽になったと再来店時におっしゃって下さいました。一般的にはブドウ球菌や大腸菌などによる炎症から排尿痛や残尿感、頻尿などに悩まされるものですが、専門医の治療により菌がなくなったにもかかわらず、これらの症状や違和感に悩まされ来店するケースは珍しくありません。

東洋医学的には上盛下虚と言うことばがあります。精神面など含めて上焦が盛んな状態で、腎や膀胱などの下焦が弱った状態を差しますが、この方の場合はその状態であったのではと考えられます。また坐骨 神経痛もあり腎を補う漢方薬も組み合わせてお飲み頂いてから二か月目になりますが腰からの痛みも軽減していると言ってくださいました。お悩みの方はご相談ください。

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