漢方コラム「通信」

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ヒステリックな症状が軽減した20代の女性

うすぐ本格的な夏の到来です。ある20代の娘さんのことでお母様より相談を受けました。この娘さんは家事と仕事を両立させているキャリアウーマンでした。数年前に子どもを出産して以来忙しさに拍車がかかり、精神的に張りつめた毎日でした。ご主人にもご様子を伺うと、「妻は時々人が変わったように急にヒステリックになってしまう」と言います。さっそく漢方薬を症状と体質に合わせてお飲み頂きましたところ、翌月には急なイライラや、情緒不安定になることが減ったと言ってくださいました。も

お渡しした漢方薬には柴胡、芍薬、山梔子(さんしし)などを含み、内容から判断すると過度なストレスが自律神経やホルモンのバランスに影響を及ぼしたものと推察いたします。これは東洋医 学でいう肝鬱化火の状態です。漢方的には怒りは肝に配当され、様々なストレスが五臓六腑の肝に蓄積し、溜まり溜まって爆発すると考えます。よく「堪忍袋の緒が切れた」と言われますが「肝忍袋」と言っても良いかもしれません。ですから肝気の流れを良くすることが症状の解決につながります。8/13~8/16は夏季休業となります。

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