漢方コラム「通信」

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舌がピリピリする50代の女性

の天候は移ろいやすいものです。

ある50代の女性ですが精神的に不安定となり、様々な症状に悩み苦しんでいました。当店は必要とあれば充分に時間を確保してご相談をお受けしておりますが、動悸、息切れ、めまい、喉が詰まる感じなどカルテに書ききれない程多岐にわたるものでした。特に食べ物の味が変で、酸っぱいものを食べると舌だけでなく口の周りや胸元までピリピリとした感じがするといいます。早速漢方薬をお飲み頂きましたところ、徐々に症状が薄れ安定したためか自身のことはさておき親の介護に追われる毎日です。

「病は気から」ということわざがありますが、漢方においては、気の流れが停滞すると血(血液、ホルモン)と水(津液)のバランスが崩れると考えられています。また気の影響を受けやすい臓腑は、「心」と「肝」です。東洋医学の心とは、心臓の循環機能はもちろん、感情や精神活動、自律神経の機能も含んでいます。また肝とは血液の貯蔵や調節機能を持っています。この理論がすべての病に当てはまるものではありませんが、不定愁訴の症状は漢方薬の適応です。舌のピリピリ(舌痛症)などお困りの方はご相談ください。

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