漢方コラム「通信」

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飲んで治す痔の薬

日増しに寒さが募ってまいりました。

この時期に多くなる疾患のひとつに痔があります。ある20代の方です。患部からの下血そして痛みに耐えかねての来店でした。決して病弱な体質ではありませんが仕事の都合で生活が不規則になりがちでした。早速漢方薬をお飲み頂きましたところ、出血は止まり、違和感もなくなり大変満足されております。漢方はレンシンというもので蓮茎(れんけい)、槐花(かいか)、生姜などを含み患部の止血、血流を改善させます。特に蓮の茎が主成分となっており多くの方に喜ばれています。

レンシンの歴史は今から千年程前にまでさかのぼります。醍醐天皇の時に菅原道真が筑紫の太宰府に左遷させられた折、痔で苦しんでいる一人の漁師に出会った言います。そこで道真が蓮の茎と中国から渡来した漢薬を調合して飲ませたところ、漁師の痔がぴたりと治ったという話が残っています。以来この処方は家伝薬として伝承されてきたのです。

食事内容や腹部を冷やさないなどの養生と共に漢方薬でしっかりと対処することをお勧めいたします。

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