漢方コラム「通信」

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手湿疹(主婦性湿疹)で手がグローブのように

冬の足音が近づいてきました。

ある60代の女性から手湿疹の相談を受けました。その両手には白い手袋がはめられておりましたが、指先や関節部分の皮膚がパックリと割れており、手全体が赤く腫れ上がっておりました。これまで様々な治療を試みたものの改善はみられず、ご家族の勧めで漢方薬にたどり着いたと言います。接客業に従事しており、これでは人前で手を見せられないと困り果てておりました。ご来店した日以来漢方薬をお飲み頂きましたが、すぐには改善しませんでした。じっと我慢でしたが、二ヵ月目にはグローブのように腫れあがっていた炎症が、明らかに治まり痒みも楽になったご様子でした。

漢方には白朮(びゃくじゅつ)、石膏、牡丹皮(ぼたんぴ)などが含まれており、炎症を鎮めつつ血流を良くします。初めは手を切ってしまいたいとまでおっしゃっていただけにこちらもほっといたしました。原因はともあれ漢方薬は体内から炎症を鎮め、自分自身の治す力を引き出しますので、根本から改善へ向かわすことができます。これから乾燥する季節です。

手湿疹でお困りの方はご相談ください。

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