漢方コラム「通信」

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鼻から喉にかけて粘液が垂れる

春爛漫ですね。

ある60代の男性からのご相談です。3年程前から鼻から喉にかけて粘液が垂れて、とても不快だと言います。これは後鼻漏と言う症状でしばしば受ける相談の一つです。粘液はあまり色がなく透明からやや白っぽくドロッとしており、酷い時は吐き気のような咳込み状態にもなるそうです。早速漢方薬をお飲み頂き数か月後、咳き込むこともなくなり楽になったと電話でのご報告を頂きました。お客様のなかには風邪などが長引いている位に考えて放置するケースがあるようですが、このような症状で慢性的に悩む方が意外に多くおられます。中医学ではこれを痰飲(たんいん)と捉え、水分代謝の変調が関与していると考えます。したがって半夏(はんげ)、茯苓(ぶくりょう)、陳皮など湿痰を除き、胃腸の働きを助ける生薬が用いられます。

ただ後鼻漏は慢性化しているケースが多いため、焦らずにご継続頂くことが大切です。お悩みの方は専門店にご相談ください。

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