漢方コラム「通信」

キーワード: 

痛みと自律神経の関係

春が待ち遠しくなってきました。

ある70代の女性から肩の痛みについてのご相談を受けました。二ヶ月程前に転んでぶつけて以来、痛みが次第に酷くなり、鎮痛剤を服用するも一向に治まる気配がないと言います。友人に付き添われての来店でしたが、袖に腕を通すのもやっとの状態でした。一日も早く改善して頂きたいという思いで関節痛に多様する漢方薬をお持ち頂きましたが、あまり変化がないと言います。再度精神的にも辛いご様子であることも考慮し、痛みとは関係なく自律神経系に良い漢方をお持ち頂きました。それから一週間後にお電話を頂き、「不思議なのですが、漢方を変えてから痛みが徐々に和らいできました」との連絡を受けました。

漢方薬は白朮(びゃくじゅつ)、桂枝、甘草、茯苓(ぶくりょう)を構成生薬とする処方で、自律神経のバランスを取ることにより神経や脳に刻まれた痛みの記憶を消失させたと思われます。痛みでお困りの方はご相談ください。

無料相談はこちら