漢方コラム「通信」

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どうにもならないイライラと悲しみに悩む20代の方

年の瀬も押し迫って参りました。

ある20代の女性が悲しみに暮れた表情でお母様とご一緒に来店されました。イライラとした感情が込み上げてくるかと思いきや、訳もなく涙ぐみ生活に支障を来しておりました。早速漢方薬をお飲み頂きましたところ、少しずつ情緒も安定し「本来の生活を取り戻すことができました」とお電話を頂きました。漢方には筋肉の痙攣、神経の興奮を緩和する生薬が配合されており、これらが効を奏したと考えます。古書「金匱要略」の婦人雑病篇にはこのような症状を臓躁と記されています。大脳が疲労困憊して酸素不足を来し力なく涙ぐんでしまうのではと推察いたします。

このような症状のご相談は比較的多いのですが、体力、体質によって薬方が使い分け、組み合わされますます。東洋医学では人間の感情を喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七つに分類しており、大きな感情の乱れが身体に何らかの影響を及ぼすと考えます。お悩みの方はお早めにご相談ください。

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