足裏がジリジリとほてり、眠れない70代の女性
いよいよ夏本番です。
来店のお客様のなかにはクーラーで身体が冷えて辛いと言う方もいれば、逆に手足のほてり症状を訴える方もしばしばです。夏の時期はもちろん真冬でも足を布団から出して寝ているという方もいます。
ある70代の女性ですが足裏がジリジリとほてり、十分に睡眠が取れないと言います。一見何の炎症もないため、ご家族を始め、周りの方は取り合ってくれません。早速漢方薬をお飲み頂きましたところ症状が徐々に軽減され、以来健康維持のためにもご継続いただいております。中医学ではこの症状を腎陰虚証と捉えます。つまりこの方には腎の力を補う補腎剤が必要で身体の精(ホルモン)や津液(しんえき)と呼ばれる体液が不足していたと考えます。
多くの女性は閉経前後から腎虚が現れますが、現代医学的にも更年期には女性ホルモンが減少することにより、ほてり、のぼせ、熱感、発汗と言った血管運動神経症状が発現する解釈に通じます。ほてり症状は漢方薬も適応の一つです。お悩みの方はご相談ください。
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