漢方コラム「通信」

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チック症に悩む親子

漸く秋らしくなって参りました。

東京都内に住む30代の女性から息子さんのチック症状についてご相談を受けました。

落ち着きなく頻繁に顔を歪め、また舌を出し上唇をなめる運動チックを繰り返すことにより唇は紅く腫れ上がっていました。漢方を飲み始め2ヵ月程して少しずつ症状が弱まり、腫れも目立たなくなっていました。漢方薬には大棗、甘草、小麦が配合されており、幼い子供には表現できないイライラを軽減してくれます。またお母様自身もパニック障害で悩み、漢方をお飲み頂いておりましたが動悸などの症状が減り、お互いの変化が更に快方をもたらしたようにも思います。その後お子さんの夏休みに合わせて北海道に旅行して来られました。悲しみ、怒りなどの感情は肉体的に様々な変調を来たし、時に親子にわたって影響を及ぼすこともあります。

漢方で全ての感情をコントロールはできませんが、ストレスの原因を取り去り、漢方で体調を整えることが症状軽減のきっかけとなります。お困りの方はご相談ください。

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