漢方コラム「通信」

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月経前症候群(PMS)のひどい浮腫み、落ち込み

紫陽花の花が道端に彩を添えてくれています。
ある方から20代の娘さんの事でご相談を受けました。普段は明るい性格のはずが生理前になると人が変わったように気分が落ち込み、あまりの浮腫みに身体が破裂しそうな感覚になるといいます。このような変調は5年程前から続き、お医者さんからはPMS(月経前症候群)と告げられたそうです。PMSは排卵から月経までの間の急激なホルモン変動(プロゲステロンとエストロゲン)が原因と考えられますが、

兎に角元気になって頂きたいと漢方薬をお渡ししたところ、月を追うごとに楽になり、仕事にもでられるようになっています。漢方には勿論ホルモン剤はございませんが、生理前に気力がなく憂鬱な気分になるなど情緒面で不安定になるタイプには自律神経系も調整する補血薬、補気剤など体質的な陰陽、表裏、寒熱、虚実に合わせてお飲み頂くことで症状を軽減させることができます。
お困りの方はご相談ください。

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生理前の浮腫み

女性からだは月経期から黄体期までエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が微妙に変化しています。特に月経前の黄体期は黄体ホルモンが多く分泌され受精卵着床の準備をしてくれます。この黄体ホルモンが体内に水分を貯留させるために浮腫みやすくなります。漢方薬の服用でホルモンのバランスを整え、味の濃い食材は控えめにすることも大切です。PMSのむくみでお悩みの方はご相談ください。

症状体質に合わせた漢方薬でこそ

コラムにある陰陽、表裏、寒熱、虚実と言う四組の対立区分に当てはめて証を決定するのが八網弁証(はっこうべんしょう)です。

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