漢方コラム「通信」

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咽頭潰瘍で唾を飲み込むのも辛かった男性

もうすぐ桜の開花です。
ある30代の男性からの相談です。4年程前から咽頭部に潰瘍ができ、食事はおろか唾を飲み込むだけで痛みが走るといいます。もちろん他で漢方薬も試したようですが効果が得られなかったといいます。確かに口を開けて患部を確認しましたところ、2センチ程の潰瘍が確認できました。とても一筋縄ではいかないと思いました。早速気功でも確認し手掌から選薬を判別、ご本人の希望もあって散剤ではなく煎じ薬で調合いたしました。

一ヵ月後痛みはあまり変わらないとのことでした。次に薬方を変えて調合し、二回目の漢方を飲み終えたころ前の漢方が効いていたと実感されたようでした。再度初回と同じ漢方薬をお渡しし、現在は快方に向っております。漢方薬は万病回春にある「血を養いて火を清すべし」の方意に沿うもので、地黄、当帰、芍薬など患部を潤し粘膜の再生を助けます。この方 がっちりタイプには見えましたが薬方からは実証とは言えないのかもしれません。お困りの方はご相談ください。

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