漢方コラム「通信」

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手のひらの汗

梅雨知らずの北海道ではラベンダーが見頃です。
ある40代の男性から汗の相談を受けました。こう暑いと当たり前ではと思いがちですが、ご本人にとっては深刻な問題です。この方の場合、朝出勤途中で交差点の角を曲がった辺りからハンドルを握る手や脇などから汗が出始め仕事中も回りの目が気になるのだと言います。また動悸やのぼせの症状もありましたが、漢方薬をお飲みいただき1か月。ご本人からは漢方が良いようだと言ってもらえました。

そもそもこの症状は体質的に交感神経の機能亢進の状態が続くことで汗を分泌するエクリン腺が活性化されることが多いようです。この方にお飲み頂いた漢方には柴胡(さいこ)枳実(きじつ)芍薬などが含まれており、交感神経の緊張を和らげ、体質を良くするのです。

多汗症は漢方相談としては珍しくはありませんが一般的には改善に時間を要します。多汗症でお悩みの方はご相談ください。

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