プロフィール

薬のスペシャリストとして

平蔵こと富居博典

北海道出身
東京薬科大学卒業
クリスチャン薬剤師(プロテスタント教会)

所属研究会・勉強会
東洋漢方研究会/緑健会/日本中医薬研究会

私は北海道の片田舎で生まれ育ちました。四季折々の自然を感じながら最高の環境でした。でも、生後間もないころは周囲を心配させるくらい元気がなかったようで、“おじいちゃん・おばあちゃんから『マムシでも飲ませて元気な子にしなさい』と勧められたのよ”と母から伝え聞いています。この時が私と漢方の最初の出会いだったのかもしれません。

大学卒業後は、薬剤師として仕事をしておりました(総合病院・調剤薬局)。
調剤と病院の当直に追われる毎日に少々疲れを感じていたある日、情けないことにセフェム系の(1)薬剤を服用し、アナラキシーショック(2)を起こして大学病院に担ぎ込まれてしまったのです(まさか患者として救急車に乗るなんて・・・)。
遠のく意識の中で、新薬の恐ろしさを実感しました。

1 セフェム系・・・ペニシリン系に近い抗生物質。
2 アナラキシーショック・・・いわゆるショック状態のこと。湿疹ができて呼吸困難になったりする状態。

当時は漢方薬なんてまったく見向きもしませんでした。大学卒業後に務めた病院でもたくさんの患者さんが飲まれておりましたが、効果があったという話はあまり聞いていませんでしたし、私自身も飲んで効いた実感がありませんでした。忙しいばかりの医療の現場にも問題を感じ、このままで良いのだろうか?と、薬剤師として自信を失くしかけていた矢先の出来事でした。

そんな時に漢方の素晴らしさを知る事になるのです。長年漢方薬を専門に扱ってこられたベテランの薬剤師。この先生との出会いは本当に目からうろこでした。私はその後、思い切って調剤薬局を辞め、漢方専門薬局に転職。日夜勉強と実践の日々でした。ご来店のお客様で腸閉塞の予兆があり、漢方薬をお飲みいただいて大変喜ばれた時に「漢方の道に進んで良かったな!」と実感いたしました。

漢方の魅力に取りつかれた私はその後、練馬区と東久留米市、埼玉県新座市に隣接する西東京市に漢方薬局を開業し、現在に至っております。実務経験と修行をさせていただいた御薬局、漢方の素晴らしさを教えていただいている諸先生方には感謝してもしきれません。今は、病症の中にあるお客様のために全力を尽くしたい!と研鑽の日々であります。
ちなみに店主である平蔵はいつもまじめでユーモアもあり、決して鬼の平蔵ではありませんよ。ご安心ください。

定期的に中国市場・メーカーなどを視察

年に1回程度、中国生薬市場やメーカー、台湾の漢方薬工場などを視察。生薬の品質を見極める技術を磨いています。                   

                                  十字屋平蔵薬局 薬剤師 富居博典

定期的に中国市場・メーカーなどを視察 十字屋平蔵薬局へのご相談窓口はこちら ページのトップへ