胸や背中が痛いのは肋間神経痛かも? 原因と部位別の症状を解説

十字屋平蔵薬局 薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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肋骨(ろっこつ)周辺にピリピリした痛みを感じる、という人はいませんか?肋骨周辺に痛みを感じる原因はさまさまですが、 激しく鋭い痛みが続く場合は、間神経痛の可能性があります。肋間神経痛の治療は、原因によってはなかなか進まないケースもあり、痛みに耐えて日常生活を送っている人もいるでしょう。肋間神経痛は、病院での治療が一般的ですが、人によっては漢方薬が効果を発揮することもあります。

今回は、肋間神経痛の原因や症状、漢方薬を用いた治療方法を解説しましょう。

  1. 肋間神経痛とは?
  2. 肋間神経痛の種類と原因
  3. 肋間神経痛のセルフ治療法
  4. 肋間神経痛を病院で治療する
  5. 肋間神経痛を漢方薬で治療する
  6. 肋間神経痛の予防法
  7. 肋間神経痛でよくある質問
  8. まとめ

肋間神経痛の原因と場所別症状について

この記事を読めば、自分に合った漢方薬を購入する方法や注意点なども分かります。肋骨周辺に痛みを感じている人や、肋間神経痛の治療が長引いている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.肋間神経痛とは?

肋間神経痛とは?

肋間神経痛は病名ではありません。神経痛の症状を表現する名称です。そもそも肋間神経痛とはどのようなものかを知っておきましょう。

1-1.神経痛とは?

人間の体には、末梢(まっしょう)神経が巡っています。神経に添って感じる痛みが、神経痛です。神経痛と分類されるものには、坐骨(ざこつ)神経痛・三叉(さんさ)神経痛・肋間神経痛があります。

1-2.肋間神経痛とは?

胸から12対の肋骨(ろっこつ)があり、添うように肋間神経が走っています。肋間神経痛は肋間神経の圧迫によって痛みを発症し、片側に痛みが集中するのが特徴です。
原因が特定できない原発性肋間神経痛と、原因がわかっている続発性肋間神経痛の2種類があります。

1-3.肋間神経痛の主な症状や特徴とは?

肋間神経痛は、体の左右どちらかの痛みが出ます。主な症状は、刺し込まれたような激しい痛みとピリピリした感覚です。肋間神経の走る場所に痛みが出現するため、痛みが帯状に広がるのが特徴でしょう。
胸を開く仕草や後ろへ体をねじる動作をしたとき、より痛みを感じやすくなります。深呼吸と同時に、背中が痛むのも肋間神経痛の特徴です。

1-4.肋間神経痛の主な原因

肋間神経痛を発症する原因は、人によりさまざまです。ウイルスや細菌による感染で、肺炎や胸膜炎を発症し、肋間神経痛を引き起こすともされています。ですから、病気が回復するとともに、肋間神経痛の症状は改善されていくことが多いです。
ほかにも、骨粗しょう症や帯状疱疹(ほうしん)が起因し、痛みを感じることがあります。最近では、精神の不安定さやストレスが原因となっていることがわかり、疲労蓄積や猫背も注意が必要です。

1-5.どんな人が肋間神経痛になりやすい?

ストレスを感じやすい人は、肋間神経痛を発症しやすいので注意してください。心身のバランスが取れず、呼吸が浅くなる傾向があります。体のこわばりや猫背を起こし、常に体が緊張した状態にあるため、肋間神経痛へと発展するのです。

ストレスで発症することもあるのですね。
はい。原因がたくさんあるため、治療が難しくなってくることもあるのです。

2.肋間神経痛の種類と原因

肋間神経痛の種類と原因

肋間神経に添う痛みが特徴であるものの、感じ方は人それぞれです。出現部位や派生する病気なども見ていきましょう。

2-1.肋間神経痛で痛む場所

痛みの出現部位により、症状も異なります。違いを知っておきましょう。

2-1-1.胸に痛みを感じる

胸膜炎などが関連している背景から、胸に痛みを感じる方が多いです。特に、左胸の痛みを訴えるケースが目立ち、刺すように痛みます。12対の肋骨(ろっこつ)から5~9番目は、肋間神経痛が出やすい部位です。左胸だと心臓に病気を抱えていると勘違いする方もいます。しかし、肋間神経痛は病気ではありません。心臓疾患の場合、5分以上継続した痛みを感じます。肋間神経痛なら、発作的な痛みが特徴で、断続的に続くのが違いです。

2-1-2.背中に痛みを感じる

胸に続いて多いのが、背中の痛みです。背中も刺すような痛みが特徴でしょう。肋間神経は背骨から始まり、肋骨(ろっこつ)までとおっています。そのため、背中に痛みを感じてしまうのです。

2-1-3.わき腹に痛みを感じる

胸の痛みとともに派生するのが、わき腹の違和感です。左わき腹に多いのが特徴ではあるものの、右わき腹にはたくさんの臓器があるため、右に痛みを感じるようなら注意が必要でしょう。

2-1-4.みぞおちに痛みを感じる

まれに、みぞおちに痛みを感じる方がいます。胸椎から伸びる神経は胸周辺を巡っているため、みぞおちも神経障害を感じやすい場所です。息苦しさを覚え、呼吸で胸が動くと痛みが増強します。

2-2.肋間神経痛と関連する病気

女性は骨粗しょう症になりやすく、知らぬ間に肋骨(ろっこつ)にヒビが入っていることがあります。ヒビといった外傷が起こり、肋間神経痛となる場合もあるでしょう。

ヘルペスウイルス感染による帯状疱疹も要注意です。ヘルペスウイルスは神経細胞を傷つけ、激しい痛みとなって現れます。まれに、内臓疾患による肋間神経痛もあり、心臓・肺・胃・肝臓・腎臓といった肋骨(ろっこつ)内部にある臓器トラブルも視野に入れておきましょう。

2-3.肋間神経痛とストレスの関係性

ストレスや過労により、体の緊張が起こることがあるとご説明しました。わずかな体のずれは、徐々に体全体の歪(ゆが)みとなっていき、背骨にも悪影響をおよぼします。ストレスを解消し、体を動かすようにしましょう。症状がやがて緩和し、痛みを感じなくなります。

症状もいろいろあるのですね。
はい。痛みが長引いたら病院を受診して原因を突き止めることが大切です。

3.肋間神経痛のセルフ治療法

肋間神経痛のセルフ治療法

肋間神経痛は症状であり、病気ではないことをご理解いただけましたか? 自分でもできる症状緩和方法をご紹介します。

3-1.ツボを刺激して肋間神経痛を緩和

ツボ刺激は、自律神経の働きを整え、心身のバランスを取り戻す作用があります。肋間神経痛緩和にも役立ち、自分でもできる治療法です。効果のあるツボは下記を参考にしてください。

  • 中府(鎖骨と肩関節の中間にあるくぼみです)
  • 段中(乳頭を結んだ中央にあるツボです。心臓疾患がある場合は避けてください)
  • しんぷう(乳頭の線で結んだ場所で、胸の痛みに効果的です)
  • げき門(腕の内側にあるツボで、心臓まで伝っています)
  • けつ盆(鎖骨の上にあるくぼみで、血流改善にも役立つツボです)

ツボは優しくゆっくり押すのがおすすめです。

3-2.体操で肋間神経痛を緩和

姿勢が悪い人や猫背気味の人は、肋間神経痛になりやすいです。姿勢を改善するストレッチや体操を取り入れ、痛みを緩和しましょう。両手を頭上に伸ばし、肩甲骨をほぐす体操が有効です。肘を曲げながら体を反らし、肩甲骨を広げるイメージでやってみてください。

わき腹の痛みを緩和するためには、腕をわき腹に添うように下ろし、体をゆっくり横へ倒します。体が硬い人は、無理せずできる範囲から始めてください。

3-3.冷えは肋間神経痛の大敵!

冷え症だと体の痛みを感じやすくなります。ゆったり湯船につかり、体を温めてみてください。普段から、冷えを予防する食品を食べるようにを意識しましょう。冷たい飲みものの取りすぎは危険です。

3-4.肋間神経痛のセルフケアで注意すべきことは?

肋間神経痛における体操やストレッチは、急な動きをしないことが大切です。ひねる動作などは、体への負担が大きいため、肋間神経痛をひどくしてしまいます。ゆっくりな動きを心がけてください。

自分である程度痛みを緩和することができるのですね。
はい。ただし、限界があるので痛みを我慢し続けてはいけません。

4.肋間神経痛を病院で治療する

肋間神経痛を病院で治療する

セルフケアをしてもなお、痛みが取れない場合は病院を受診しましょう。

4-1.受診すべき症状とは?

自分なりにケアしても痛みが長引くようなら、ほかの疾患も考えられるため、早期に受診した方がいいでしょう。息苦しさが続く、吐き気を伴うといった症状は、内臓疾患の危険性も視野に入れておいてください。特に、右側が痛む方は注意が必要です。

4-2.何科を受診するといい?

痛みがある場合、整形外科や外科の受診が入り口となります。検査などを行い、外傷以外の原因や原因が特定できないといったときは、内科や心療内科を受診することになるでしょう。

ストレスが大きくかかわっているため、心療内科で心のケアをすると緩和する傾向があります。重大な疾患が隠れている場合もあり、見逃さないために検査はしっかり受けましょう。とはいえ、疼痛(とうつう)治療も必要です。麻酔科やペインクリニックを受診してください。神経ブロックで痛みを止め、筋肉がほぐれて体を動かしやすい状態にすれば、体操やストレッチを取り入れることができます。

4-3.肋間神経痛の診断や治療方法

肋間神経痛は心因性のものであることが多い反面、内臓疾患の有無はよく確認しておく必要があります。診断には、背骨に何らかの異常がないかを確認するため、レントゲン・CT・MRIといった画像診断を行うのが一般的です。胸の痛みだと心疾患も考えられ、必要に応じて心電図や血液検査も並行して行います。

内臓や背骨などに異常がなく、肋間神経痛と診断が確定した場合は、疼痛(とうつう)緩和を目的に投薬治療を開始し、痛みの程度に合う薬を処方してもらえるでしょう。ロキソニン・ボルタレン・リリカといった痛み止めが主流になっています。リリカは神経痛に効果があり、整形外科でも処方される機会が多いです。

4-4.肋間神経痛の治療における注意点

病院を受診し、適切な医療を受けることは、早期回復にはとてもいいことです。しかし、普段の生活習慣を見直し、ストレスや疲れを溜(た)め込まないよう気をつけてください。姿勢が悪いなと思ったら正すなど、肋間神経痛が悪化しない工夫も大切です。

痛みをコントロールしながら、根本的な治療をしていくのですね。
はい。一朝一夕では治らないことが多いので、根気強く治療をしていきましょう。

5.肋間神経痛を漢方薬で治療する

肋間神経痛を漢方薬で治療する

漢方薬は体質改善や神経痛緩和に効果があり、西洋薬より副作用が出にくいメリットがあります。薬の長期服用を考えたとき、漢方薬の方が体にも穏やかです。

5-1.漢方薬について

漢方薬は、東洋医学の考え方に基づいて処方される薬です。西洋薬では明らかな効果で得られず、副作用に悩んでいた方でも漢方薬なら合うという事例もあります。
生薬を組み合わせ、それぞれの人に合うものを処方するのが、漢方薬の考え方です。体質や体格など、「証」という漢方のものさしで判断します。

5-2.漢方薬の種類や成分

肋間神経痛に効果がある漢方薬は、4つあります。成分と効果について理解しておきましょう。

5-2-1.当帰湯

背中・胸・みぞおちの痛みには、当帰湯がおすすめです。冷え症の方は血流改善が見込めます。

  • 疼痛(とうつう)を緩和する芍薬(しゃくやく)
  • 体を温める桂皮・山椒(さんしょう)・乾姜
  • 虚弱体質の改善を促す人参・黄耆(おうぎ)・甘草
  • 気の滞りを改善する半夏(はんげ)・厚朴(こうぼく)

5-2-2.五積散

処方名には気・血・痰・寒・食という五つの積み重なった滞りを治す意味が込められています。気血を補い、血行を促進し、水分代謝の改善、冷えの解消、消化器系の働きを助ける働きがあります。

  • 飲食の滞りを解消する蒼朮(そうじゅつ)・陳皮・厚朴・甘草
  • 消化管の水滞や気の巡りを助ける枳殻(きこく)・半夏・茯苓(ぶくりょう)・陳皮・甘草
  • 血行の改善に良い当帰・芍薬・川芎(せんきゅう)
  • からだを温める桂枝・乾姜

5-2-3.柴胡桂枝湯

肋間神経痛だけでなく風邪から胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎、癲癇(てんかん)やストレスなど心因性の痛みの緩和など柴胡桂枝湯の適応は広範囲です。

  • 抗炎症作用がある柴胡・黄苓
  • 吐き気止め効果がある半夏・生姜(しょうきょう)
  • 胃腸を健やかにする人参・大棗(たいそう)・甘草
  • 気血を巡らし鎮痛作用のある桂枝
  • 筋弛緩作用がある芍薬(しゃくやく)

5-2-4.柴陥湯

胸の痛みや炎症、体のこわばりを抑えるのが柴陥湯です。胃腸の働きを整える作用もあります。

  • 抗炎症作用がある柴胡・黄苓
  • 健胃作用がある人参・大棗(たいそう)・甘草
  • 体を温める生姜(しょうきょう)
  • 水分排出を促す大棗(たいそう)
  • 気管支疾患や痰(たん)に効果がある瓜呂仁

5-3.漢方薬の服用期間や効果について

漢方薬は西洋薬より効き目が穏やかです。個々の体質で効果の現れ方には違いがあるものの、多くの方が10~15日で実感できるでしょう。服用期間は、4~6か月が目安です。漢方薬の服用量は、症状の軽快に従って減らすことができます。

5-4.漢方薬で起こり得る副作用

西洋薬より副作用が起こりにくいのが、漢方薬のメリットです。漢方薬の服用開始とともに、一時的に症状が進行したかのような錯覚を持つ方がいます。瞑眩(めんげん)反応と呼ばれる、漢方薬特有の副反応で、改善していく兆しだと捉(とら)えてください。副作用とは異なります。

5-5.漢方薬はどこで購入できる?

漢方薬局では、さまざまな症状に合う漢方薬の処方とカウンセリングを行っています。インターネットの無料相談も利用でき、漢方薬への不安を感じている方は疑問点などを質問してみましょう。漢方薬局を選ぶときは、体質や症状などをじっくりカウンセリングで聞き取りしてくれるところを選ぶと安心です。気軽に相談してみてください。
十字屋平蔵薬局

5-6.漢方薬を購入するときの注意点

街中でも漢方薬局を見かけるようになりました。店舗を構えている漢方薬局もあれば、インターネット販売を基本にしているショップもあります。大切なのは、所在地がはっきりしていることと、漢方薬局販売に必要な資格を持っていることの確認です。長期間服用することもありますし、健康や安全を優先して信頼できる漢方薬局を選んでください。

漢方薬にもたくさんの種類があるのですね。
はい。ですから購入には漢方薬局を利用しましょう。

6.肋間神経痛の予防法

肋間神経痛の予防法

肋間神経痛は、生活習慣やストレスなどが原因となることが多く、普段から予防しておけば発症を抑えられる可能性も高いでしょう。ご自身の健康に意識を傾けて、対策を整えてください。

6-1.栄養面で注意できること

神経痛全般にいえることは、ビタミンを多く取ることです。疼痛(とうつう)緩和や血流改善などには、ビタミンが豊富な食品を日常生活に取り入れることを意識しましょう。
特に、ビタミンB1・B2・B6・B12といったものが有効です。豚肉・魚介類をなるべく食べるようにしてみてください。レバーは豊富なビタミンの宝庫です。アーモンドをはじめとするナッツも、ビタミンがたくさん含まれています。

6-2.こまめに体を動かすこと

運動は億劫(おっくう)という方でも、1日20分程度のウォーキングやジョギングをしてみてください。体を動かさない習慣が身についてしまい、体のこわばりがより一層深刻化します。適度な運動は、血行促進や筋肉の増強、健康促進に効果的です。無理のない範囲で始め、継続して取り組んでいきましょう。

6-3.ストレスは好きなことで発散する

ストレスは、肋間神経痛を招く最大の要因です。現代社会はストレスと背中合わせで、なかなか発散する機会を持てずにいる方もいるでしょう。リラックスする時間を1日の中で見つけ、好きな音楽を聴いて、眺めのいい景色を堪能するなど、緊張をほぐすよう心がけてください。

ストレスをためないことが一番なんですね。
はい。適度なストレス解消を心がけることが大切です。

7.肋間神経痛でよくある質問

肋間神経痛でよくある質問

肋間神経痛にかんする質問集をご紹介します。つらい症状で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

7-1.病院は必ず受診すべきか?

ストレスが原因の場合、精神不安が症状の悪化を招く恐れがあります。ゆえに、病院で適切な助言と医療が受けられるのは、心配事も解消しますし、医師とコミュニケーションを図り、今後の治療期間などもわかりやすく説明してもらえて安心です。痛みが持続しやすい方は、別の疾患を見つける意味でも、しっかり原因を知ることは大切でしょう。

7-2.漢方薬の服用期間は4~6か月が目安とされていますが、急性症状でも長期服用は必要か?

漢方薬は、症状によって服用量や服用期間が変わります。慢性疾患の場合、長期服用が必要でしょう。しかし、急性症状なら短期服用で改善するケースもあります。

7-3.ストレスの原因となるものは?

デスクワークや単純作業の繰り返しは、漫然とした気持ちになってしまい、姿勢を変えられずに苦しさや疲労につながります。また、最近ではパワハラや職場の人間関係トラブルが原因となり、心身のバランスを崩す方も多いです。

7-4.肋間神経痛に関連する骨粗しょう症は、なぜ女性に多い?

女性は、更年期や閉経期に骨がもろくなりやすく、骨粗しょう症リスクは男性より高いです。ホルモンバランスの変化が大きく関連しており、なるべくカルシウムを補うサプリメントの服用などで骨の強化を目指しましょう。

7-5.肋間神経痛を激しく感じる時間はどのくらい?

刺さるような激しい痛みは、5分程度で治ります。しかし、まれに歩行に困難をきたすほどの痛みが続くケースもあり、速やかに病院を受診するようにしてください。内臓疾患の可能性もあるでしょう。

8.まとめ

肋間神経痛についてまとめ

いかがでしたか?肋間神経痛は、背骨から胸に向かって走る肋間神経の障害で起こる症状です。ストレスが深く関連しており、猫背や姿勢が崩れることで体の歪(ゆが)みが拡大し、激しい痛みを感じます。生活習慣の見直しや食生活の改善で予防することも大切です。しかし、症状が長引くようなら、整形外科や内科でほかの疾患がないことを確認してください。漢方薬は西洋薬より作用は穏やかではあるものの、副作用が少ないのがメリットです。ご自身の体に合うものをカウンセリングで選んでもらい、服用する方法もいいでしょう。痛みが続くと生活に支障が出て、何よりつらくて動けないといった負の循環に陥ります。自分に合う治療法や予防対策を見つけ、痛みから解放された生活を送りましょう。

十字屋平蔵薬局 店主 富居 博典

監修者

富居 博典
十字屋平蔵薬局 店主

所属研究会・勉強会
東洋漢方研究会/伝統漢方研究会緑健会日本中医薬研究会

東京薬科大学卒業後、総合病院・調剤薬局での実務経験を経て、漢方専門薬局『十字屋平蔵薬局』を開業。

漢方薬だけでなく病気や症状・治療薬・医療全般についても精通しており、一人一人の治療経過や薬歴を踏まえた提案・養生指導が好評を得ている。地域情報誌にて健康コラム『平蔵の漢方相談』を連載。15年以上続く長寿コーナーとなっており、長きにわたって地元の人々に親しまれている。


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