漢方薬でアレルギー体質が改善できる!? 効果的な漢方薬は?

十字屋平蔵薬局 薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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花粉症やアトピー性皮膚炎など、アレルギー症状でお悩みですか? アレルギー体質を改善してつらい症状を何とかしたいとと思っている方は多いことでしょう。アレルギーは、西洋医学でも漢方医学でも、根治するのは困難と言われています。しかし、体質を改善することで症状を軽くすることは可能です。あなたも漢方薬を使って、アレルギー体質を改善してみませんか

「アレルギー体質の原因を知りたい」「漢方薬でアレルギー体質を改善できるのか?」「アレルギー体質改善に効果的な漢方薬を知りたい」

そんな方のために、アレルギー体質の原因や漢方薬で体質を改善することについてまとめてみたいと思います。

  1. アレルギー体質の原因
  2. 漢方薬でアレルギー体質を改善できるのか
  3. アレルギー体質の改善に使う漢方薬
  4. まとめ

1.アレルギー体質の原因

アレルギー体質になる原因にはさまざまなものが考えられます。今回は、漢方医学から考える原因についてご紹介しましょう。

1-1.花粉症は「水分バランスの異常」

アレルギーの中でも最も多い花粉症。漢方医学では、花粉症は体の水分バランスが異常をきたしていることに原因があると考えています。漢方医学の考えによると、人が病気になるのは、体内をめぐる「気」「血」「水」の3つの流れに不調が起こるためだと言われているのです。この3つのバランスが崩れることで、さまざまな体の不調を感じるようになります。花粉症の症状と言えば、鼻水や涙が止まらないなど。つまり、「体から水が出ている状態」と考えることができます。

漢方医学では、体内に余分な水分が蓄積している人や水分循環の悪い人が、花粉症になりやすいと言われているのです。このような人を「水毒体質」と言い、冷えや精神の不安定、過労などが原因で体調を崩すと、消化する力や吸収力がうまくいかなくなります。その結果、余分な水分が体内に残ることになるのです。この余った水分を「水毒」と呼びます。

1-2.アトピーの原因は「冷え」

漢方医学では、アトピー性皮膚炎の原因は「体の冷え」にあると考えています。一般的にアトピー性皮膚炎の人は、平熱が高く皮膚に熱を持っている場合が多いのですが、なぜ「冷え」の体質が原因になるのでしょうか。体の中で最も温かいのは血液です。人間の体は、寒さの厳しい環境で、体が冷えないように血流を抑える仕組みになっています。そのため、心臓から一番遠いところにある手足の先から血管を収縮していくのです。手や足の血行が悪くなれば、そこから先に酸素や栄養を送ることができなくなります。

そこで、手足は体力を振りしぼり、手のひらや足のうらに炎症反応を起こし、わざと熱を出すのです。この状態は「冷え」による慢性的な「しもやけ状態」と考えられるでしょう。つまり、アトピー性皮膚炎の原因は「慢性的に体が冷えすぎてしまったことで、かえって熱を帯びた状態」になってしまうことにあります。この考えが、漢方医学におけるアトピーの原因なのです。

1-3.ぜんそくの原因には「内部」と「外部」がある

漢方医学では、ぜんそくの原因には「外部」からくるものと「内部」が関係しているものがあると考えています。「外部」の原因とは、いろいろな毒のことです。すべてのアレルギー源となるものや、環境の変化、食べ物、薬などがぜんそくを誘発する原因となります。「内部」の原因は、腎臓と肺をはじめとする内蔵の弱さにあるのです。特に小児ぜんそくは、生まれつき腎臓や肺が弱い子に多いと言われています。


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