健康でいたい人は必見! 腸をきれいにする食べ物や食べ方

十字屋平蔵薬局 薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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腸内美人という言葉、聞いたことありませんか?腸がきれいな人は、健康的な美しさ、かっこよさが外見ににじみ出ています。外見を磨く前に、まずは腸を磨いてみませんか。腸がきれいになれば、自然と外見も磨かれるのです。

今回は、腸と健康の関係について、腸をきれいにする食べ物や食べ方、腸にいい習慣などをご紹介します。

1.腸と健康の関係

1-1.腸は第二の脳

腸が人間にとって、どれくらい大切な臓器か知っていますか?実は第二の脳といわれているぐらい、とっても重要な臓器です。脳からの命令がなくても、腸は独立して機能することができるといわれています。

腸から進化してほとんどの臓器が作られているって、知っていたでしょうか?脳のほうが腸より後からできあがった臓器なのです。

1-2.腸が不調だとどうなる?

腸が不調だと、私たちは食べ物からの栄養を摂取することができません。脳がおいしそうだと感じて食べたものの中に、体によくない物質が含まれていた場合、それを体内に回らせないようにブロックするのは腸です。

体が受け付けないようなものを食べると、嘔吐や下痢などを引き起こします。これは腸が危険信号を出して、免疫細胞を刺激し体外に排出するように支持しているからです。

もちろん、排出をするためにも腸の働きは必要不可欠となっています。

腸が不調だと、栄養を吸収もできないし、不要なものを排出することもできなくなると思ってください。

1-3.腸内細菌が健康のカギ

腸の中には、腸内細菌がたくさん存在しています。この腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌、そしてそのどちらか有力な菌の味方をする日和菌という3種類に分けられるのです。日和菌が3つの腸内細菌の中では大きな割合を占めているのは知っていますか?常に善玉菌が優位な状態で保たれていないと、腸内は悪玉菌の働きで不調を招いてしまうでしょう。

腸が調子を崩すだけではなく全身の不調を招く原因となりますので、気をつけたいですね。

2.腸をきれいにする食べ物や食べ方を知ろう

2-1.野菜、海藻類などの食物繊維を含むもの

食物繊維は腸をきれいにして腸の働きを良くする、といわれている成分です。便秘をしやすい人にも食物繊維がいい、といいますよね。食物繊維が豊富に含まれた食べ物を食べると、腸内の老廃物や溜まってしまった毒素などをスムーズに排出できるよう、手助けをしてくれるのです。

悪玉菌は毒素や老廃物が原因となって発生するものなので、きちんと溜め込まずに排出できていれば、腸の調子を崩す原因である悪玉菌も発生しません。

現代人の生活はお肉を中心になってきているので、どうしても食物繊維が不足しがちです。野菜や海藻類を積極的に摂取して、食物繊維を不足させないようにしましょう。

洋食よりも和食のほうが食物繊維の摂取がしやすいので、もう一度食生活を見直してみてください。

2-2.チーズ、ヨーグルトなどの乳製品

善玉菌を生み出すのは、乳酸菌です。乳酸菌が不足をすると善玉菌が増えず、悪玉菌が優位な状態となってしまいます。

乳製品というと牛乳もそうですが、実は牛乳ではなく、チーズやヨーグルトがオススメです。牛乳は高温で殺菌をさせているため、乳酸菌は含まれていません。発酵させているものにのみ乳酸菌は含まれていますので、乳製品を選ぶときには注意してくださいね。

2-3.納豆、味噌などの発酵食品

発酵食品も、ヨーグルトやチーズなどと同じように善玉菌を増やしてくれます。納豆には納豆菌が含まれており、みそには乳酸菌と麹菌が含まれているのです。特に納豆菌は胃酸に負けずに腸まで到達するので、腸を整える効果を期待できるでしょう。

3.腸に良くない食べ物や食べ方とは?

3-1.脂肪の多いお肉

お肉中心の生活になると腸の調子が悪くなります。特に、お肉の中でも脂肪の多いお肉は注意したほうがいいでしょう。脂肪が多いお肉は腸を刺激しすぎるので、調子を崩します。

しかし、お肉を食べてはいけないというわけではありません。脂肪分が少なければ、体にいい栄養が含まれます。脂肪分の多いお肉は食べ過ぎないように気をつけてください。

3-2.消化が悪い魚介類

イカやタコなどの魚介類は、消化が悪い食べ物です。お腹の調子をこわしているときには食べないほうがいい、といわれているので避けたほうがいいでしょう。

消化が悪いということは、消化をするのに負担がかかる、という意味でもあります。腸が頑張りすぎて疲れると、機能も弱まってしまうのです。

全く食べないほうがいいというわけではありませんが、大量に食べ過ぎると下痢の原因にもなり、悪玉菌が優位な腸を招いてしまいますので、量は調整してくださいね。

4.腸に良い習慣を心がけよう

4-1.朝起きたら水を飲む

眠っているときは、腸も休んでいます。朝起きたときには腸を目覚めさせるためにも、水を飲んでください。このとき冷たすぎるとびっくりしてしまいますので、常温の水を飲みましょう。少し温めた白湯もいいですが、熱すぎるものも刺激になるので気をつけてください。

適度に刺激をすると、腸が目覚めて元気に活動し始めます。水を飲まないままいきなり食事を摂ってしまうと、腸の目覚めとしてはあまりよくありません。

特に女性の多くが悩まされている便秘にも効果的です。便秘が改善すると老廃物や毒素を溜め込まなくなりますので、腸がきれいになります。

4-2.適度な運動を心がける

腸に刺激を与えるという意味では運動も効果的です。運動をすると血行がよくなりますので、腸にも血液が循環して目覚めてくれます。

また、肥満も腸を弱らせてしまう原因なので、運動を取り入れて肥満を解消し、健康な腸を保ちましょう。

運動不足だった人にとって、いきなり運動を、といっても難しいと思います。運動といっても激しい運動を必要とするわけではありません。ウォーキングやストレッチなどから始めてください。運動を習慣にすると、次第にもう少し頑張って運動してみようかな、という気持ちにもなります。

4-3.食事は1日3回しっかりとる

食事の回数は、できるだけ1日3回摂るようにしてください。ダイエットをしているとか、忙しくて食事をする暇がない、朝はいつも食べないなど、様々な理由で食事回数が少ない人もいます。しかし、人間の体にとっては食事回数が少ないのはよくありません。

特に気をつけたいのは、回数を減らして一度の量をたくさん食べてしまうことです。腸は一度に対応できる量に限界があります。腸の働きが対応しきれずに、せっかく食べた食事も意味がなくなるでしょう。

腸に負担をかけすぎないためにも、少しずつ栄養のあるものを摂取して腸を整えることができるといいですね。

まとめ

いかがでしたか?

  • 腸と健康の関係
  • 腸をきれいにする食べ物や食べ方を知ろう
  • 腸に良くない食べ物や食べ方とは?
  • 腸に良い習慣を心がけよう

腸は人間にとって、とても大切な臓器であることはわかってもらえたでしょうか。食べたいものを好きなだけ食べるというのは幸せな瞬間でもありますが、腸の調子を第一に考えた食事や生活習慣をしてこそ、健康的といえます。健康な腸を保てなければ、好きなものも食べることができませんよね。

最近は不調が続くと大腸がんを招くこともわかり、ますます腸をきれいに保つように心がけなくてはいけなくなりました。

美容にも健康にも腸は大きく関係しています。腸を大切にして、体の中から美しくかっこいい自分を手に入れませんか。

十字屋平蔵薬局 店主 富居 博典

監修者

富居 博典
十字屋平蔵薬局 店主

所属研究会・勉強会
東洋漢方研究会/伝統漢方研究会緑健会日本中医薬研究会

東京薬科大学卒業後、総合病院・調剤薬局での実務経験を経て、漢方専門薬局『十字屋平蔵薬局』を開業。

漢方薬だけでなく病気や症状・治療薬・医療全般についても精通しており、一人一人の治療経過や薬歴を踏まえた提案・養生指導が好評を得ている。地域情報誌にて健康コラム『平蔵の漢方相談』を連載。15年以上続く長寿コーナーとなっており、長きにわたって地元の人々に親しまれている。


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