痩せるためには漢方薬がおすすめ! 肥満に効果的な3つの漢方薬を紹介

十字屋平蔵薬局 薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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痩せるために努力をしているけれどなかなか効果がないということであれば、漢方薬を取り入れてみてはどうでしょうか。
ですが、漢方薬にあまりなじみがないという人もいるはずです。

当然のことながら、適当に取り入れたとしても効果が得られないので、漢方薬で痩せるためには正しいものを選ぶ必要があります。
ダイエットに効く漢方といってもさまざまなものがあるので、自分に合った漢方薬を選ぶためにも知っておきたい情報や、肥満に効果的な3つの漢方薬を紹介するので参考にしてみてください。

健康診断で肥満症やメタボと診断されてしまった場合にも、漢方薬を試すのがおすすめです。

今回ご紹介する内容を参考にしていただければ、正しい漢方薬の選び方が分かるでしょう。

  1. 太る原因は?
  2. 肥満に効く漢方薬
  3. 漢方薬を使用する際の注意点
  4. まとめ

1.太る原因は?

1-1.食べ過ぎが原因の肥満

特に多い原因として挙げられるのが、食べ過ぎに関することです。
気付いたらいつも何か食べている、食事の量が多い、カロリー摂取量が多いということはないでしょうか。

大切なのは、食事やカロリーについて正しい知識を持つことです。
カロリーが低いものを選べれば、自然とダイエットにもつながるので、まずは食材のカロリーについて理解することから始めてみてはどうでしょうか。

それと、食事をする際によく噛まないで食べるのも肥満の原因となります。
よく噛まずに飲み込むと、からだに満腹であるというサインを送る満腹中枢というものが刺激されないため、お腹がいっぱいであることに気付かずに食べ過ぎてしまうことがあるのです。

食事を見直すだけでも大きなダイエット効果が得られるので、日々の食事内容や栄養バランスについて考えることが大切です。

1-2.運動不足が原因の肥満

普通の人に比べてたくさん食べていたとしても、運動でからだを動かすことが多い人はあまり太りませんよね。
その理由は、運動をすることによって余分なカロリーを消費できるからです。
食事で摂取したエネルギーが余ってしまうと、それが脂肪となってからだに蓄えられてしまいます。

また、わたしたちはただ生きているだけでもエネルギーを消費していますが、人によって消費されるエネルギー量には違いがあるということはご存知でしょうか。
この何もしなくても消費されるエネルギーのことを「基礎代謝」といいますが、基礎代謝が低い人ほど太りやすく、高い人ほど太りにくいと言えます。

運動不足の状態が続くと基礎代謝が落ちてしまうので、太りやすくなってしまうのです。

1-3.生活習慣が原因の肥満

生活習慣が原因で肥満体型になってしまう人も多くいます。
例えば、睡眠時間が短い、ストレスを溜めこんでいる、食事の時間が不規則であるという場合には太りやすくなってしまうので注意が必要です。

健康を意識した生活を送るということは肥満の予防・改善のどちらにも有効なので、生活習慣を見直しましょう。

2.肥満に効果的な3つの漢方薬

2-1.脂肪太りタイプにおすすめの漢方薬

脂肪がついているために太っているという人は、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)がおすすめです。
これはどういった漢方薬なのかというと、代謝を良くする働きを持っています。
特にお腹周りの脂肪が気になるという人に向いているのですが、肥満の他に便秘に悩んでいる人からも選択されているのが特徴です。

便秘気味の人は新陳代謝が悪くなってしまい、太りやすくなります。
便秘を解消させるという意味でも防風通聖散を試してみてはどうでしょうか。

ニキビができやすい人、少し食べ過ぎただけですぐにお腹周りに脂肪がついてしまう人にも向いている漢方薬です。

2-2.水太りタイプにおすすめの漢方薬

水太りやむくみといった症状が発生しやすい人に向いているのが防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)という漢方薬です。
色白の人、ぽっちゃり体型の人に効果が大きいのが特徴なのですが、汗っかきの人にも向いています。
からだの中に水を溜めこみやすい体質の人がいますが、防已黄耆湯は水分の代謝を活発にさせる働きを持っているのが特徴です。

弱っている胃腸の働きを助ける働きもあるので、あまり食欲がない、それなのに太ってしまうという人もこちらを選択するといいですね。

2-3.ストレス太りタイプにおすすめの漢方薬

加味逍遥散(かみしょうようさん)は、ストレスが原因で太ってしまう人に効果的な漢方薬です。
ストレスだけでなく、さまざまな原因が複合して太ってしまった時にも選択できる漢方薬として人気があるので、他の漢方を飲んだもののダイエット効果が得られなかったという場合にも試してみてはどうでしょうか。

それから、大柴胡湯(だいさいことう)という漢方薬もストレスが原因で太ってしまう人に向いている漢方薬として人気があります。
つい食べ過ぎてしまう、精神状態が安定せずいつもイライラしているという場合にも効果的なので、当てはまる人は大柴胡湯を試してみるといいですね。

3.漢方薬を使用する際の注意点

3-1.効果が出るまでに時間がかかる

痩せるために漢方薬を飲み始めたのになかなか体重が減らない…と、すぐに飲むのをやめてしまうのはさけましょう。
漢方薬は薬とは違い、飲んだからと言ってすぐに効果が現れるものではありません。
早く効果が現れる人でも2~3週間かかるのが普通で、人によっては1~2ヶ月かかることもあります。

3ヶ月ほど飲み続けても全く効果が感じられないということであれば別の漢方薬に変えてみるのもいいでしょう。

どれくらいで効果が現れるかというのは、選択する漢方薬によっても異なるので、長く飲み続けたほうがいいです。

3-2.副作用について

漢方薬は、西洋薬に比べて副作用の危険性が低いということで知られています。
ですが、全く何も副作用がないというわけではないのです。

特に大きな副作用につながってしまう可能性があるのが、漢方薬選びを間違えた時と、飲む量や頻度を間違えてしまった時です。
つまり、正しく漢方薬を飲んでさえいれば、副作用の危険性は非常に低いと言えるでしょう。

3-3.漢方薬局に相談するのがおすすめ

安心して安全な漢方薬を取り入れるためにも、自分で漢方薬を選ぶのではなく、漢方薬局で相談をしながらどれを飲むか考えてみてはどうでしょうか。
漢方薬を飲んでいるけれどなかなか効果が出ないという場合にも、最適な漢方薬を選べていない可能性があります。

漢方薬局であれば個人個人の体調や期待するダイエット効果に合わせてオーダーメイド感覚で配合できるので、その人にとって最も理想的な漢方薬を作れるのが大きなメリットです。

まとめ

いかがでしたか?

  • なぜ太ってしまうのか?
  • 太る原因に合わせた漢方薬紹介
  • 漢方薬でダイエットをする際に注意すべきこと

以上についてご紹介しました。
何度もダイエットに挑戦しているけれど、その度に失敗しているという人もいるでしょう。
痩せること自体を諦めてしまっている人もいるかもしれません。

また、一度は痩せたものの、リバウンドをしてしまったという人もいますよね。
いつまでもスリムな体型を維持するためには、体質改善をすることも非常に大切です。

漢方は、体質改善という意味でも非常に効果が高いものなので、太りにくいからだを作りたいと思っている場合にもぜひ利用してみてはどうでしょうか。

自分に合った漢方薬を取り入れれば、太りにくく痩せやすいからだが手に入ります。
漢方に興味があるけれど実際に取り入れたことはないという方も、今回ご紹介したことを確認しながら最適な漢方薬選びをしてみてくださいね。

十字屋平蔵薬局 店主 富居 博典

監修者

富居 博典
十字屋平蔵薬局 店主

所属研究会・勉強会
東洋漢方研究会/伝統漢方研究会緑健会日本中医薬研究会

東京薬科大学卒業後、総合病院・調剤薬局での実務経験を経て、漢方専門薬局『十字屋平蔵薬局』を開業。

漢方薬だけでなく病気や症状・治療薬・医療全般についても精通しており、一人一人の治療経過や薬歴を踏まえた提案・養生指導が好評を得ている。地域情報誌にて健康コラム『平蔵の漢方相談』を連載。15年以上続く長寿コーナーとなっており、長きにわたって地元の人々に親しまれている。


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